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イオン、インドで個人向け分割払いサービス参入

イオンがインドで、中間層の個人向けに家電製品やバイクなどの分割払いサービスを始めるというニュースです。

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傘下の金融会社と現地企業との合弁会社を通じ、まずムンバイ市の家電販売店で利用できるようにする。
目標取扱高は2016年度に100億円、インドへは小売業での進出も検討しており、金融事業でブランド浸透を目指すということです。
イオンは成長が見込めるアジアで事業を拡大中で、金融事業で参入済みのベトナムなどで今後小売業を展開する。
イオンクレジットサービスがムンバイ市で現地金融大手エーデルワイス・フィナンシャル・サービス・グループと合弁会社を設立、資本金は4億1千万ルピー(約7億円)でイオングループ75%、エーデルワイス25%を出資し、国内ノンバンクがインドで個人向け金融を始めるのは初めて。
まずムンバイ市の家電店100店で、冷蔵庫や洗濯機などを12~24回の分割払いで買えるようにし、16年度には家具店やバイク店なども含め分割払いの対応店を計1000店にし事業黒字化を目指す。
イオンクレジットサービスは4月、イオン銀行と経営統合する予定で、まず割賦販売でインド市場を開拓し、クレジットカード発行を始めることも検討している。

イオンはアジアを軸にインド以外の海外8カ国・地域で個人向け金融サービスを提供しており、14年にショッピングセンターの1号店を開く予定のベトナム、カンボジア、インドネシアはすでに金融事業で参入済み。
インドの人口は約12億人と、国連推計では50年に17億人と世界最大になる見込みで、年間所得が20万~100万ルピー(約35万~約170万円)の中間層は現在約3千万世帯と01年の3倍に増え、耐久消費財を分割払いで買う需要は大きいと判断したということです。

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