三井住友銀行、トルコのギャランティバンク業務提携へ

三井住友銀行がトルコの大手銀行、ギャランティバンクと業務提携するというニュースです。

現地の協調融資案件を共同で手がけるほか、トルコに進出する日系企業の現地通貨建て決済を支援するなど、インフラ整備に伴う資金需要が見込めるトルコで取引拡大を狙うということです。
両行が12日にも業務協力協定を締結し発表、ギャランティ銀行は総資産が約1000億ドルのトルコ２位の商業銀行で、国内に900を超える支店網を持ち、事業融資分野でのシェアも高い。
提携は協調融資や公共事業に民間の資金やノウハウを取り入れる官民パートナーシップなど融資分野が中心となり、ギャランティ銀行が道路や発電所建設など現地の大型案件情報を発掘し、三井住友銀行は国際協力銀行やコファスなどアジアや欧米の公的金融機関から保証や保険を付けてもらい、融資の詳細な計画を作る。
大型の長期融資案件では、公的金融機関が民間銀行のリスクを補完するのが一般的で、数多くの協調融資で世界の公的金融機関と案件を手がけてきた三井住友銀が関わることで、金融機関が融資に参加しやすくなり、円滑な案件実行が可能になる。
ギャランティ銀行はインフラ整備の初期段階から情報を吸い上げ、融資に結びつける役割を主に担う。
また、トルコに進出する日本企業や今後進出を検討する企業には、ギャランティ銀行を紹介、日本企業は現地の大手銀行に口座を開設すれば、現地通貨建ての送金やＬＣの買い取りといったサービスを受けられるということです。

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