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バンダイナムコホールディングスが海外市場向け専用コンテンツ開発

バンダイナムコホールディングスが海外市場向けに専用コンテンツを開発するというニュースです。

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まずゲームのキャラクター「パックマン」を生かした新作アニメを制作、2013年度に北米で放映を始めて関連玩具やゲームも販売し、総額100億円超の事業に育て、その後も同様のキャラクターを増やす考え。
従来は海外で放映される日本のテレビ番組向け商品を販売してきたが、文化の違いもあり需要を十分取り込めていない中、事業モデルを見直し、海外事業の拡大を急ぐということです。
日本のアニメ制作会社や米製作スタジオ「アラド・プロダクション」と組みパックマンの3Dアニメを制作。
未就学児から小学生向けで、北米などの英語圏で9月から放映し、14年以降は欧州や南米など20カ国以上に放映地域を広げる。
ぬいぐるみやゲームなどの自社商品も今夏以降、北米で発売し、20社以上にキャラクターの使用権を供与し、衣料品や文具なども売り出す。
パックマンは1980年に旧ナムコが業務用ゲーム機で登場させたが、今回はキャラクターの名称と形状を除き、海外市場向けに全く別のコンテンツを制作。
日本ではアニメ放映や玩具販売の予定はなく、アニメは外国人が好みそうなコメディー風とし、玩具も色鮮やかに仕上げる。
14年3月期はバンダイナムコホールディングス全体で13億円以上の売上高を計画し、ライセンス商品も含む市場全体では100億~150億円の販売を見込む。
同社は現在約16%の海外売上高比率を15年3月期までに20%に引き上げる計画で、パックマンの事業などでその実現を目指す。

玩具ビジネスではテレビ放映でキャラクターの認知度を高め、関連商品を販売する手法が国内外で一般的で、バンダイナムコホールディングスは従来、海外事業では日本で成功した「機動戦士ガンダム」などの番組が放映されている地域に玩具やゲームなどの関連商品を販売し、海外事業を拡大してきた。
ただ、海外では文化や習慣で受け入れられるコンテンツが異なることから、世界市場で一段と売り上げを伸ばすには現地の人により好まれやすいコンテンツを作ることが必要と判断したということです。

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