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アサツーディ・ケイ、英WPPと広告枠をアジアで共同買い付け

アサツーディ・ケイが今月末までに、資本提携する広告世界最大の英WPPと、アジア全域における広告枠の共同買い付けを始めるというニュースです。

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低価格で広告主に広告枠を提供できるようにし、ADKはこれまで海外は中国での事業が中心だったが今後はインドやタイなど広告需要で高い成長が見込めるアジアの各主要国で事業を拡大、現在8%程度の海外売上高比率を高めるということです。
アサツーディ・ケイはWPP傘下の英マクサスと包括業務提携を近く結び、シンガポールに広告買い付けのための拠点を共同で設立、WPPには広告買い付けで主要4子会社があり、4社は2011年度の合計の売上高が約910億ドル(約8兆円)で、3割の世界シェアを握っている。
今後アサツーディ・ケイが抱える広告主向けの広告枠について、アジア各国では自社調達からマクサス経由の買い付けに全面的に切り替え、国内の広告主へ割安に枠を提供、大規模な宣伝キャンペーンの受注に結びつける。

アサツーディ・ケイは1998年にWPPと資本提携しており、WPPはアサツーディ・ケイの株式の22.87%を、アサツーディ・ケイはWPP株の2.48%を持ち、これまでは中国など一部にとどまっていた協力をアジア全域に広げる。
英民間調査会社のゼニスオプティメディアによると、アジア太平洋地域の広告市場は12年時点で1410億ドル(約12兆3900億円)で前年比6.7%増の見通しで、世界全体の4.3%増を大きく上回る状況にあるということです。

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