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商社やアパレル企業、バングラデシュで衣料品増産

商社やアパレル企業がバングラデシュの縫製工場で衣料品を増産するというニュースです。

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伊藤忠商事は2014年度に年間生産量を現在の約7割増の2千万枚に引き上げ、住金物産は15年度までに倍増するなど、人件費が中国の4分の1で、縫製関連産業が集積する同国を新たな生産拠点に育て、中国の依存度を下げる「チャイナプラスワン」を加速するということです。
伊藤忠商事はバングラデシュで、欧米のアパレルメーカーや小売店向けを中心に衣料品をOEM供給していおり、14年度までに、現地の委託工場数を15カ所から約20カ所に増やす。
年間の生産数が約200万枚クラスの委託工場と契約することで、年間1200万枚の生産能力を13年度には同1500万枚に引き上げ、シャツなどに加え、日本向けのスーツも増産する。
住金物産は、バングラデシュの委託工場と契約して日本の衣料品店チェーン向けにシャツを年間100万枚生産しているが、生産ラインを増やして同200万枚の生産体制を整備する。
子供服製造の丸久(徳島県鳴門市)は12月に首都のダッカ近郊にある自社工場を増築、13年度には従業員数を現在の1400人から2千人に増やし、将来は3千人体制にする計画で、13年度の生産枚数を12年度比2.7倍の年間960万枚に増やす。
婦人服製造の小島衣料(岐阜市)は13年度に現在の4割増の年間120万枚を製造、同社は中国で4工場を構え、生産量の75%を中国が占めているが13年度には中国比率を60%に下げる。

バングラデシュでは輸出の約8割を衣料品が占め、年間生産量は中国に次ぐ世界2位の「繊維大国」。
日本貿易振興機構が日系企業を対象にした調査によると、バングラデシュの製造業の月給は78米ドルで、中国の4分の1の水準だということです。

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