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大塚ホールディングス、インド製薬会社の点滴事業買収

大塚ホールディングスがインドの中堅製薬会社クラリス・ライフサイエンシズから点滴事業を買収する交渉に入ったというニュースです。

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傘下の事業会社である大塚製薬工場が取得する方針で、買収額は最大200億円程度になるとみられる。
大塚ホールディングスは医療用医薬品が主力製品で、インドなど人口増が続く新興国での医療関連事業の拡大につなげるということです。
クラリス・ライフサイエンシズは点滴の際に栄養を補給する「輸液」や医療用医薬品のメーカーで、年間売上高は約100億円。
大塚製薬工場は輸液の関連事業を取得する計画で、クラリス・ライフサイエンシズはインド国内での製品販売に加えて欧州や南米などにも輸出し、売上高の約半分を国外向けが占める。
日米欧の先進国では国の医療費抑制を受け、医薬品など医療関連製品の市場が拡大する余地は小さいとされる一方、新興国では人口増や高度な医療技術の普及などに伴い、医薬品の需要が増える見通しで、大塚ホールディングスは買収を機に、新興国市場の開拓を加速する。
米調査会社のIMSヘルスによれば2011年のインドの医薬品市場は143億ドル(約1兆千億円)で日本の8分の1だが、これが16年には最大340億ドル、同4分の1になると推計されている。
大塚ホールディングスは大塚製薬や大鵬薬品工業などを傘下に持ち、医療関連事業の年間売上高は約7800億円と、大塚ホールディングス全体の約7割を占める。

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