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車部品のユーシン、仏部品大手のヴァレオから部門買収

車部品中堅のユーシンが30日、仏部品大手のヴァレオのキーセットやドアハンドル部門を来年3月下旬に約171億円で買収すると発表したというニュースです。

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ヴァレオがこれらの部門の統括会社をオランダに設立し、ユーシンが同社の全株式を取得するということです。
これまで手薄だった欧州の自動車メーカーに販路を広げ、現在は3割弱の海外売上高を早期に7割以上に引き上げる。
ユーシンが買収するのはヴァレオの「アクセスメカニズム部門」、2012年の売上高は5億8千万ユーロ(約623億円)の見込みで、ユーシンの12年11月期の連結売上高見込み(620億円)とほぼ同じ規模で、買収費用は手持ち資金と銀行借り入れでまかなう。
ユーシンはキーセットが主力の部品メーカーで世界シェアは6%と、2割超のシェアを持つヴァレオの事業を買収することでキーセットで世界1位になるほか、ドアハンドルなどの関連製品でも上位になる。
ヴァレオによると、買収対象部門はブラジルやドイツなど12カ所に工場があり4500人の従業員がいる。
ユーシンの田辺耕二会長兼社長は30日に「買収の完了後に拠点や生産品目の整理・再編を進める」とし「14年11月期から大幅な増益を見込む」ということです。

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