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良品計画、海外でインターネット通販を本格化

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総合雑貨店「無印良品」を展開する良品計画が欧州、米国、中国でインターネット通販を本格的に始めるというニュースです。
まずドイツの物流会社と提携し、周辺3カ国に拡大、米国や中国でも現地の物流会社と組む。
日本の小売業の中でも高い海外でのブランド認知度を生かし、未進出地域の需要も開拓し。2014年2月期までに海外売上高を3割増の400億円に引き上げ、うち1割をネット通販で稼ぐということです。
欧州ではドイツの通販大手、オットーグループ傘下の物流会社ヘルメスに物流業務を委託し、ヘルメスが国内外に持つ物流拠点やトラックを活用。
無印良品の現地店舗で扱う衣料品や家具のほか、子ども服など新商品も加えたネット通販専用の在庫を持たせ、注文から3~4日以内に商品が届くようにする。
無印良品は欧州11カ国で57店舗、ドイツでは6店舗を展開するが、ネット通販は店舗在庫を発送する程度で、家具など大型商品も扱っていなかった。
今夏にドイツ語の通販サイトを設け、同国で試験サービスを始めたところ、現地売上高が前年同期比2~4割増えたことから、年内にヘルメス経由で、店舗のないオーストリアやベルギー、オランダにもネット通販を広げる。

米国でも現地の有力な物流会社を選び、2年以内にネット通販を本格的に始める。
同国での出店は現在4店にとどまるが、出店拡大に先行し、ネットで顧客開拓を進める。
中国での店舗数は13年2月末で70店と、主要都市を中心に前期比2倍に増える見込みで、ネット通販ではまず、取扱商品を閲覧できるカタログサイトを10月末に開設。
物流の提携先が見つかり次第、通販機能を加え、主要都市以外でも拡大する中間層を取り込む。

良品計画の海外出店は現在22カ国・地域の196店で、食品から衣料、家具まで生活関連全般を展開する「MUJI」ブランドは、独自のシンプルなデザイン性などから欧州を中心に認知度が高まっており、これをネット通販の追い風にする。
良品計画の13年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が1912億円、経常利益が194億円と過去最高水準になる見通しで、出店増とネット通販の強化で、14年2月期には海外売上高を12年2月期比3割増の400億円に引き上げるということです。

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