海外展開強化する広告大手 　日本メーカーの海外進出をサポート

大手広告会社の海外展開が加速化しているというニュースです。
国内の企業広告に関しては、昨年の東日本大震災後の自粛ムードの広がりから一時的に激減、その後は回復基調となっているものの、国内市場が豊和状態となる中で将来的な収益拡大には、海外に活路を見いだすことが不可欠。
更に海外進出を図る日本メーカーの現地での販売をサポートする意味合いでも、大手広告会社の重要性が増しているということです。
日本メーカーがグローバルに製品展開を図る中で、その国々のニーズにあった広告宣伝は必要不可欠で、国内での広告受注実績を武器に海外でも日本企業の広告宣伝を獲得しているが、そのような状況下、現地で独自のネットワークやノウハウを有する企業を日本の大手広告会社がＭ＆Ａする形で海外進出を強化する動きが活発化しているようです。
国内広告でトップを誇る電通は、今年7月に英国の大手広告会社Aegis社を100％子会社化することを発表、Aegis社は、欧州で強固な事業基盤を確立しているほか、新興国や米国でも豊富な実績を有しており、子会社化により幅広い国々への展開に意欲を見せている。
国内2位の博報堂ＤＹホールディングスも、傘下の大広がタイの広告会社であるチュユオウセンコウ・タイランドとの業務提携を通じて、タイに進出する日本企業のテレビやネット広告をサポートする。
今後更に、中国以外のアジアへの日本メーカーの進出も活発化することから、現地広告会社との連携はほかの広告大手にも広がりそうだということです。

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