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日本精工、メキシコに新工場建設へ

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日本精工はメキシコに自動車用ベアリングの新工場を建設するというニュースです。
年内に生産子会社を設立、60億円を投じ同国中部に建設し、2014年春に稼働させる。
日系自動車メーカーが同国で生産を拡大する動きに対応するということです。

近く工場用地を取得、敷地面積は全体では約10万平方メートルの見込みで、まず第1期工事として1.3万平方メートルの敷地に工場を設ける。
自動車のエンジンや足回りなどに幅広く使う軸受けを生産、16年までに生産能力を順次引き上げ、60億円規模の売り上げをめざす。
日系の自動車軸受けメーカーのメキシコ進出は初めて。
同国向けの製品は現在、米国の工場で生産しているが、納期短縮などを狙い、現地生産を拡大する。
部品や設備の海外調達を進め、従業員も主に現地や、中国などアジア地域から採用する計画で16年までに300人体制をめざす。
メキシコは自由貿易協定(FTA)を背景に自動車生産の8割を米国向けに輸出しており、同社の推計では16年度までにメキシコの年間自動車生産台数は現在の4割増の350万台に拡大する見通しと。
日本精工の米国やメキシコなど米州地域の売上高は12年3月期実績で863億円で、米州で生産する自動車用軸受けは8割が日系自動車向けで引き合いが増えている。
同社はここ5年間、アジア地域で投資を拡大しており、アジアでの設備投資は継続するが、米国市場の成長力取り込みが不可欠と判断したということです。

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