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三桜工業、ロシア進出へ現地企業の事業買収

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車部品大手で燃料配管などを製造する三桜工業が、ロシアに進出するというニュースです。
年内にも現地の部品メーカーの配管部門を買収して生産拠点や販売網を得て、2014年にはロシア自動車最大手アフトワズの本拠地、トリヤッチに新工場を稼働させるということです。
ロシアの自動車販売は15年に11年比13%増の年間300万台に伸び、部品の現地調達も進む見通しで、進出により同国で15年度に約40億円の売り上げを見込む。
三桜工業が買収するのは現地の部品大手メタロプロダクシア社の配管部門で、同社もトリヤッチに拠点を構える。
メタロプロダクシア社が同部門を別会社にして三桜が買収、将来は国際金融公社や商社から出資を受けることも検討し、買収費用や新規の設備投資を含めて、15年度までに約30億円をロシアに投じる。
メタロプロダクシア社は日産自動車・仏ルノー連合が出資するアフトワズの主要取引先で、11年は同社に車40万台分の配管部品を納入。
三桜工業はメタロプロダクシア社の買収によって、従来はなかったアフトワズへの販路を手に入れ、約100人の従業員をメタロプロダクシア社から引き継ぎ、法規制などが複雑な現地での事業を立ち上げやすくする。
メタロプロダクシア社の既存工場とは別に、配管の製造から曲げ加工まで手がける一貫工場もトリヤッチに建設、14年の稼働をめざしており、150万台までは対応できるようにするということです。

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