ユニプレス、伊社と合弁生産体制でブラジル進出

車体プレス部品メーカー大手のユニプレスが伊マニュエットオートモーティブブラジルと資本・業務提携し、ブラジルに進出するというニュースです。
同社の既存生産拠点を活用し、2014年初めにプレス部品の生産を始め、日系完成車メーカーが新興国中心に海外展開を急速に進めるなか、投資負担を抑えながらグローバル化を加速するということです。
マニュエットオートモーティブブラジルは、伊マニュエットオートモーティブのブラジル子会社で、同社に40％を出資することで20日、親会社のマニュエット社と基本合意した。
マニュエットはブラジルで仏プジョーや仏ルノー、伊フィアット向けに車体プレス部品を供給している。
追加投資額は約50億円規模だが、マニュエットと合弁生産体制にし、ユニプレスの投資負担を小さくし、投資余力をロシアや中国など将来の新規投資に振り向け、ユニプレスは15年度にブラジルで約60億円の売上高を見込む。
ブラジルは土地や労務費が比較的高く、ユニプレスは提携先の既存拠点に大型プレス機などを新たに追加することで、投資を最低限に抑えながら供給体制を整える。
ユニプレスの主要取引先である日産自動車は14年前半にもブラジルで新工場を稼働、マニュエットの生産拠点は日産の新工場の進出予定地に隣接している。

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