ＮＴＴ、米センタースタンス社を40億円で買収

ＮＴＴが18日、クラウドコンピューティング関連のコンサルティング業務を手掛ける米ベンチャー企業、センタースタンス社（オレゴン州）の全株式を取得すると発表したというニュースです。
買収金額は約40億円とみられ、国内通信市場が頭打ちになるなか、ＮＴＴは買収を通じ、手薄だった分野をテコ入れし、クラウドにおけるグローバル事業の拡大を加速するということです。
ネットワーク経由でソフトや情報サービスを利用するクラウドは急速に普及しており、ＮＴＴはセンタースタンス社の創業者や経営陣が保有する全株式を10月末までに取得し、複数の社外取締役を派遣する方向で調整し、買収後の社名はＮＴＴセンタースタンス社になる見通し。
センタースタンス社は2001年に創業、米国西海岸を中心に主に北米でクラウド関連のコンサル業務を手掛けており従業員は約100人。
これまで約２千件以上のプロジェクトに携わってきた実績があるという。
ＮＴＴは10年にも南アフリカの情報システム会社、ディメンション・データを約2860億円で買収しているが、クラウドを軸にＮＴＴグループ各社の事業資産の融合を進めながら、海外市場の開拓を急ぐ考えだということです。

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