インドネシア・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・中国・タイ・台湾等、海外進出に関連するニュースを毎日配信

  • 掲載記事数: 3673件
Home > トピックス > ホンダ、インドでの四輪事業再編へ 小型車に経営資源集中

ホンダ、インドでの四輪事業再編へ 小型車に経営資源集中

376781013

ホンダがインドでの四輪車事業を再編するというニュースです。
現地で合弁事業をしていたインド企業との提携関係をこのほど解消し、合弁会社を全額出資子会社にし、販売する車種はセダンタイプを縮小、需要拡大が期待できる小型車に経営資源を集中する。
人口増加が続くインドは市場としての重要性が一段と高まると判断し今後の事業拡大に備えるということです。

インドの合弁会社は現地で製造と販売をしているホンダシエルカーズインディア。
ホンダはこのほど合弁会社に出資していた投資会社ウシャ・インターナショナルから3.16%の出資分すべてを買い取り、ウシャ出身の会長も退任し近く社名を変更する。
合弁会社は1995年にウシャから約10%の出資を受けて設立したが、増資にともないウシャの出資比率は徐々に低下し、最近はインドで需要が拡大しているディーゼルエンジンへの投資を巡り戦略面で食い違いが生じていたということで、ホンダは先方の経営陣が世代交代したのを機に合弁会社を完全子会社化、経営の意思決定を速める。

販売車種の見直しでは主力セダン「シビック」の新モデルのインドでの販売を見送る方針で、新モデルは2011年4月に北米で発売。
その後、世界各国に段階的に投入し、主要国で旧モデルからの切り替えを終えたが、インドは当面、現行モデルを販売するもよう。
インドの工場では上級セダン「アコード」も生産しているが、北米を皮切りに世界各国に投入する新型「アコード」の生産はしない方針で、シビック、アコードの販売は将来的に打ち切る可能性もある。
ホンダはインドでディーゼル車を持たないことから苦戦が続き、11年の販売台数は4万9200台と前年に比べ2割減り、シビックは3300台、アコードも1641台にとどまった。
今春から現地専用の小型車「ブリオ」が持ち直し、1~7月の販売台数は前年同期比7割増加、市場の伸びを大きく上回った。
今後は需要拡大が見込める小型車に経営資源を集中。投資戦略を再構築するということです。

関連記事はありません

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

メルマガ登録/解除