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ダイキン、中国の販売店3割増やし1万1000店へ 

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ダイキン工業が2012年度中に中国でのエアコンの販売店数を3割増やし、1万1000店にするというニュースです。
販売店の開拓にあたる営業担当者の3分の1を内陸部に投入、手薄だった地域で重点的に出店するほか、これまで軸足を置いてきた業務用に加え家庭用だけの専門店も増やす。
景気減速で都市部の需要が鈍っており、エアコンが普及していない内陸部と一般家庭向けに活路を見いだすということです。
ダイキンは中国全土に120カ所の営業拠点を持っており、取扱店を開拓する担当者750人のうち、3分の1の約250人は内陸部での販売網開拓の専従とした。
内陸部でも州都などの大都市には営業拠点を設けており、中小都市に対象を広げ、販売店を増やす。
業務用では低価格の新製品もこのほど投入したし、開発から製造までを現地化してコストを削減、価格競争力を高めて現地メーカーに対抗する。
業務用と家庭用を併売する従来型の販売店「プロショップ」とは別に、家庭用エアコンを専門に扱う「エアショップ」も都市部を中心に12年度末までに500店にする。
中国でのエアコン販売は大都市部で低迷しているものの郊外や内陸部では業務用を中心に需要の拡大が続いており、ダイキンの空調部門の12年4~6月の中国売上高は現地通貨ベースで前年同期比13%増えた。
伸び率は鈍っているが販売網の強化や品ぞろえの拡充で12年度は前年度比23%増の2300億円に拡大する模様。

ダイキンは12年4月に江蘇省蘇州市に新設したエアコン工場で、省エネ性能に優れたインバーター式家庭用エアコンの量産を始め、12年末には年産能力が150万台になる見通しで、13年度末までには年産300万台体制を敷く方針。
中国では先進国に比べて普及が遅れていたインバーター機の需要が拡大しており、ダイキンは量産効果で価格競争力を高めるとともに、専門店網を拡充して家庭用エアコン市場で先行する現地メーカーを追い上げるということです。

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