豊田自動織機、ブラジルで製造、販売拡充へ

豊田自動織機が2013年までに、ブラジルでフォークリフトの直営販売拠点を５カ所に増やし、車両レンタルにも本格的に乗り出すというニュースです。
車両保守の人員も拡充し、現地生産にも着手、製造と販売の両面で事業をテコ入れし、11年に14％だった現地でのシェアを15年には29％と２倍に引き上げる。
10月に東南部のミナスジェライス州で、13年には北東部のペルナンブコ州でそれぞれ新たな直営店を設け、店舗で保守にかかわる技術スタッフの数も現行の86人から144人に増やす。
豊田自動織機は現在、同国で現地法人本社を含む３カ所の直営店と、ディーラー21店の販売網を持つ。
また、これまで外注だったレンタル事業も自前で始め、車両から保守、金融支援までの総合サービスで中小企業の需要を取り込む。
営業強化とレンタルを通じたトヨタブランドの浸透で、11年に3000台超だった販売台数を15年には8800台に伸ばすことを目指す。
ブラジルでは、米国やドイツの企業とシェアを争う構図が続いており、豊田自動織機は３位。
13年10月にはサンパウロ州に南米で初となる工場を立ち上げ、年間約5000台を生産する計画ということです。

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