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バンダイが自社工場をフィリピンに建設 中国から生産分散

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バンダイがフィリピンに国内外を含め17年ぶりとなる自社工場を建設するというニュースです。
投資額は14億円で、2013年夏をめどにカプセル玩具などの生産を開始、主力生産拠点の中国で人件費が高騰しており、同国に集中した生産体制を改めコストを削減する。

バンダイが新工場を建設するのはマニラから車で1時間ほどのバタンガス州の工業団地で、当初は5ラインで、射出成型機20~30台、200の塗装ブースを設け、200~300円程度で販売するカプセル玩具や、米国向けフィギュア(600~1000円程度)などを生産。
同社の海外生産比率は現在約8割で、このうち96%を中国の協力工場に生産委託しているが、新工場の稼働後は中国での生産比率を90%程度に引き下げる。
中国では急速な経済発展で人件費が高騰しており、フィリピンへの生産移転により3年間で13億円のコスト削減効果を見込む。

バンダイが自社工場を新設するのは、1996年の中国・石家荘(現在は撤退)以来で、国内も含めて17年ぶりということで新工場に先端的な設備を導入し、生産の効率化を進める。
将来的な同国での人件費高騰も念頭に、効率化などの取り組みを自由にできない委託生産でなく、自社工場でコスト管理や品質向上のノウハウを蓄積する。
フィリピンでは政情の安定などを背景に、日本企業による生産拠点建設が相次いでいる。

フィリピンでは政情が安定していることや、外資誘致を担当する比経済区庁(PEZA)が税制優遇策を取っていることもあり、日本企業による生産拠点建設が相次いでいる様です。

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