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中国車大手、新興国で攻勢 国内の低迷補う

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中国の奇瑞汽車(安徽省)や浙江吉利控股集団(浙江省)など独自ブランド車大手が新興国市場を照準に攻勢を強めているというニュースです。
今年度は奇瑞が完成車の輸出と現地組み立ての合計で前年比25%増の20万台、吉利も同2倍の8万台の海外販売を計画しているということで、所得水準が向上し低価格車の需要が根強いロシアや南米、中東などで販売を伸ばし、国内需要の伸び悩みを補う戦略のようです。
奇瑞汽車は5月、ベトナムに乗用車組み立て工場の建設を決め、浙江吉利控股集団は9月をメドに、エジプトとウルグアイで組み立て工場を稼働、長城汽車(河北省)も2月、ブルガリアに組み立て工場を設けた。

昨年の中国の自動車輸出台数は前年比5割増の84万9800台。今年1~3月期は前年同期比9.8%増の17万9800台と、伸び率は低下したものの、なお増えている。
従来は低価格車が中心でしたが、外資ブランドと同じく中級車の輸出が好調で、中国車を受け入れる国・地域が増えているそうです。

国内のシェアの伸び悩みから海外市場の開拓の必要性に迫られているのは日本と同じ状況で、海外進出の競争相手は多岐に渡っています。

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