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スズキ、米国から撤退 東南アジア市場に注力へ

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スズキが6日、円高による輸出の採算悪化が続いていた米国での四輪車販売から撤退すると発表したというニュースです。
販売の4割を占めるインドでの新工場建設に加え、今後は東南アジア市場に注力する考えだということです。
スズキは最盛期の2007年には米国で約10万2千台を販売していたが、米ゼネラル・モーターズ(GM)との資本提携を解消し、09年にカナダでの合弁生産を取りやめて以降、日本からの輸出に切り替えた。
直近の販売は年2万6千台まで落ち込み、米販売会社は2年連続で赤字だった。

スズキは今年3月にタイで工場を新設、小型車「スイフト」の販売を拡大し、タイ国内だけでなくインドネシアなど近隣の東南アジア各国へ輸出する。
世界各地で価格競争力を維持するため為替や物流などを考慮した最適地生産を進める考え。
自動車業界では円高を背景に国内工場からの輸出の減少が鮮明で、国内乗用車8社の9月の輸出の合計は前年同月比約21%減と、8社のうち7社の輸出が減少した。
今後は中堅メーカーの間で、スズキと同様に採算の合わない海外事業を見直す動きが広がる可能性があるということです。

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