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現代自動車、フォルクスワーゲン、インドネシアの自動車市場で攻勢

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日系メーカーが9割超のシェアを持つインドネシアの自動車市場で、韓国や欧州各社が環境車で攻勢をかけるというニュースです。
韓国・現代自動車はハイブリッド車(HV)の現地生産を検討、独フォルクスワーゲン(VW)は小型・低燃費車を軸に生産する工場の建設を始めた。
現代自はインドネシア政府とHVの開発・生産で連携、政府が進めるHV生産の優遇策の策定作業でメーカー側の意見などを提示。
部品輸入の関税やぜいたく税の減免策がまとまれば、現地生産の計画づくりに入るということです。
VWは政府が近く公表する小型・低燃費の優遇策に沿った新車を投入、排気量が1000~1200cc規模で価格は1億ルピア(約80万円)以下になる見通し。
2014年の生産開始を目指す新工場はジャカルタ近郊の西ジャワ州に整備、年5万台を生産する計画。
小型・低燃費車では中国の民営自動車大手、浙江吉利控股集団(吉利汽車)も小型車「パンダ」を優遇策に適応させる方針を表明し、建設中の現地工場で13年に生産を始める。
インドのタタ自動車も小型車「ナノ」の投入を発表した。

インドネシアでは昨年の新車販売が過去最高の89万4千台となり、東南アジア最大市場に躍進。
市場の約1割に日系以外のメーカーがひしめくが、これから開拓が進む環境車や小型車の分野は、どのメーカーも販売拡大を期待している。
9月のインドネシア国際モーターショーでは、日本勢もトヨタ自動車や三菱自動車が戦略小型車の発売を発表。
ホンダや日産自動車もHVや電気自動車(EV)といった環境車を提案した。
欧米勢を中心に日系以外は価格が500万~1千万円を超える高級車種が主力で、消費者のあこがれも強いが、小型・低燃費車の優遇策で売価が下がれば、日系以外の追い上げが加速し、メーカーの勢力図に変動をもたらす可能性があるということです。

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