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トヨタ、ダイハツ、インドネシアで低価格車販売へ

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トヨタ自動車が19日、子会社のダイハツ工業と共同で、インドネシアで低価格の戦略車を販売すると発表したというニュースです。
価格は100万円を切る見通しで、都市部で小型車の購入を検討する消費者が増えるなか、ライバルも相次いで小型車を発売するということです。
新型車はダイハツが開発し、年内にもジャカルタ郊外の工場で生産を始める。小型車を割安に製造できるダイハツのノウハウを活用し、トヨタは「Agya(アギア)」、ダイハツが「Ayla(アイラ)」の名前でそれぞれ販売、排気量は1000cc。
トヨタが海外で売る乗用車で最も安い車種となる。
インドネシア政府が近く公表する低燃費・小型車生産の優遇策を踏まえ、販売価格は早期に詰める。
車両価格や燃費性能、部品の現地調達率に基づき部品輸入の関税や「ぜいたく税」が減免される見通しで、トヨタは優遇策がまとまらない場合の価格設定も想定しており年内の生産・販売開始の方針は変えないという。

ダイハツ・アイラ、トヨタ・アギアはハッチバック型の5人乗りで、燃費性能はガソリン1リットルあたり30キロメートル程度とみられる。
現地の家庭の要望を反映し、室内を広めに設計し、舗装状態が悪く冠水した道路でも走行しやすいよう、地表と床下に十分な高さを持たせたという。
インドネシアでは7人乗りミニバンが市場全体の6割強を占める最量販車種で、トヨタ・ダイハツもこの分野が主力で、生産協力もしている。
家族が運転手やベビーシッターと一緒に乗れ、道路に水たまりができても安全に走れるよう、ミニバンや多目的スポーツ車(SUV)など収容力と車高のあるクルマが人気があるが、若者や女性も自分で運転し、燃費性能への意識も高まるなか、近年は都市部を中心に消費者は小回りがきく小型車への関心を高めている。
インドネシアの新車市場は日系メーカーが9割超のシェアを占め、トヨタが35%で首位、ダイハツは16%で2位。
2011年の全体の販売台数は89万4千台と過去最高を記録し、洪水で影響を受けたタイを抜き東南アジア最大となった。

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