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エアアジア、インドネシアの航空会社バダビア航空を買収

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アジア格安航空会社(LCC)最大手のエアアジア(マレーシア)が26日、インドネシアの中堅バタビア航空を地元企業と共同で買収すると発表したというニュースです。
買収額は約63億円で、航空会社の買収は初めて。
今後の成長が見込める同国の事業を強化し、2015年のASEANの航空自由化もにらみ経営基盤を拡充する考え。

バタビア航空は非上場の民間航空で、01年の設立。
33機を運航し、国内41路線のほか、中国やシンガポールの路線を持ち、航空券の販売代理店網を広く持つが、インドネシアのLCC最大手ライオン航空などに押されていたとのこと。

一方、インドネシア・エアアジアの運航機数は約20機で、タイやマレーシアの現地法人より少なく、さらにLCCが売りにするインターネット経由の予約・決済がインドネシアでは未発達で、同国拠点のエアアジアの国際線はシェア40%で首位だが、国内線は3%にすぎない。

買収は今後のネット展開やLCCのノウハウを求める両社の利害が一致した形ということで、エアアジアはバタビア航空の買収をテコに国内シェアを15%に高めたい考え。代理店網も10倍の5千店以上に広がるということです。

人口2億4千万人で国土の東西距離が約5千キロメートルと米国並みのインドネシアでは、航空市場が拡大し、11年に6600万人だった旅客数が15年に1億人を超えるとの試算もあるようで、ジャカルタの国際空港の旅客増加率も昨年に前年比19%で、2位のバンコク(12%)を抑えて東南アジア首位。

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