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ユニ・チャーム、インドネシアに新工場建設 東南アジア・インドの需要増加に対応

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ユニ・チャームがインドネシアに2013年度中に子供用紙おむつと生理用品の工場を建設するというニュースです。
インドでも13年度に第2工場を建設するなど東南アジア・インドに約250億円を投じて急速に伸びる需要に対応し、同時にオーストラリア工場を閉鎖するなど最適な供給体制を作り、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など海外勢に対する競争力を高めるとのこと。

インドネシア第2の都市、ジャワ島東部のスラバヤに同国3カ所目の工場を建設し、早ければ13年度に稼働、西部のジャカルタ近郊にすでに2つの工場を持つが、急速に伸びている需要に供給量が追いつかないため。
東部に新たに生産拠点を構えることで、同国内での物流費も抑え、新工場の稼働で生産能力は2倍超に高まる見込み。

インドネシアは人口の増加と所得の伸びを背景に、紙おむつの使用量が増えているようで、ユニ・チャームの試算によると、同国の紙おむつと生理用品を合わせた12年の市場規模は720億円程度で、20年には倍増する。

また、13年度にインド南部に第2工場を建設する計画で、当面アジア地域での投資額は250億円程度になるとみられる。
一方、新工場建設と同時に施設が古く人件費がアジアに比べ割高な豪州の紙おむつ工場を13年度に閉鎖する予定で、同国向けはインドネシアとタイからの輸出に切り替える。
インドネシアからはマレーシアへの輸出も検討し、今後インドネシアとタイの2国を同地域での主力供給拠点と位置付け、タイの工場も12年度中に紙おむつと生理用品の生産能力を2割程度増強する。

紙おむつはかさばるため輸送費が膨らみやすく、成長が見込めるアジア全域での需要増をにらみ、最適な供給体制を早期に築き上げ、コスト競争力を高める。

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