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インド・中国の自動車メーカー、インドネシアで低価格車種で攻勢

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インドや中国の自動車メーカーがインドネシアで攻勢をかけるというニュースです。
タタ自動車は現地法人を設立、工場建設の認可を申請し、中国大手も自社工場を着工、インドネシアでは中・高価格車が主流で、現在日本メーカーが9割強のシェアを握っていますが、低所得層でも手の届く安価な車種を投入して市場への浸透を狙う。

タタ自動車は現法タタ・モーター・インドネシアを設け、業界団体の自動車製造業者協会に加入、現地生産も計画しており、9月にジャカルタで開く「インドネシア国際モーターショー」で市場参入を正式に発表する。
モーターショーでは、低価格車「ナノ」や小型トラック、インドネシア市場で主流の7人乗りミニバンを披露する計画。

中国の民営自動車大手の浙江吉利控股集団は、既に現地メーカーに製造委託するかたちで、排気量1500ccクラスの小型セダンやハッチバック車を販売しているが、5千万ドル(約40億円)を投資しジャカルタ近郊で2013年末に自社工場を稼働させる。
既に販売している小型セダンやハッチバック車の価格は1億2千万ルピア(約100万円)程度からで、日系製よりも5割以上安い場合が多い。

インドネシアの新車販売台数は11年に過去最高の約89万4千台となり、大洪水の影響を受けたタイを抜いて東南アジア最大の市場となったそうですが、欧米大手が1台数百万~数千万円する高級車で富裕層を開拓する一方で、将来の成長が見込める分野として低価格車に関心が集まっているということで、日産自動車も価格が50万円程度の新興国戦略車「ダットサン」を14年にもインドネシアに投入するようです。

インドネシアでは6月15日、自動車ローンの頭金に下限を設けるローン規制が発効されているので低所得層向けの車種とは言え、購入のハードルは高いようです。

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