第一交通産業、ミャンマー・ベトナムでタクシー事業展開へ
タクシー大手の第一交通産業が4日、ミャンマーとベトナムで、安全運転や丁寧な接客など日本流の「おもてなし」サービスが特徴のタクシー事業を展開する方針を明らかにしたというニュースです。

経済発展が著しく、日本や欧米の企業進出が続く両国へのビジネス客や観光客の需要取り込みが狙いで、第1弾として、昨年12月からミャンマーでタクシー事業のコンサルティングを始めた。
ミャンマーのタクシーは無線配車の仕組みがなく、運賃は運転手との交渉制のため外国人客にとって利用しにくいということで、第一交通は、同国最大都市ヤンゴンで現地タクシー会社に対して安全運転や接客マナーなどを指導する。
運行するタクシー数十台のうち、日本車5台に日本と同じように青地に白抜きの「第一」の社名が入った表示灯を取り付け走行しており、現地で「第一」ブランドの浸透を図るのが狙い。
第一交通は昨年11月から現地タクシー会社にハイヤー用高級日本車をリースしており、既にある第一交通の現地子会社が日本からの出張客に配車対応できる態勢を整えている。
今後、同国の民主化や法整備の進展に応じ、現地企業との資本業務提携を視野に事業展開を目指す。
また、ベトナムについては、2016年度にもホーチミンで数百台規模のタクシー運行を検討している。
同国は国営企業の民営化が進んでおり、第一交通はホテルやタクシー事業などを取得した外資系ファンドから事業展開の要請を受け、現在、現地に担当者を派遣して需要などを探っているという事です。
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